こんにちは。
株式会社ナカハラ　ACEWEBの四方田（よもだ）と申します。

私たちの生活の身近な存在となっているSNS。「映え」という用語もあるように、写真や動画を活用した投稿が注目される中、Instagramはビジュアルを通じて多彩な情報を手軽に共有できるプラットフォームとして、特に女性や若年層に高い人気を集めています。

近年ではInstagramアカウントを個人ではなく企業が運用することは珍しくなく、自社の認知度拡大やブランディングの手段として活用されています。

今回はそんなInstagramの機能の一つである「リール動画」について、その活用法をご説明いたします。

Instagramのリール動画とは？

リールとは、短尺の縦型動画として投稿されるコンテンツ最大90秒程度の動画を気軽にシェアできる点が特徴です。似た機能としてストーリーズというものがありますが、ストーリーズは投稿後24時間で消えるのに対し、リールは残り続けます。専用のリールタブに表示され、新規ユーザーの目に留まりやすい仕組みになっています。さらに、Instagramの「発見」タブでおすすめとして表示されることが多いため、フォロワー以外の潜在的な顧客にも効果的にアプローチできる可能性があります。
また、撮影・編集機能もアプリ内で完結できるため、スマートフォンさえあれば動画を簡単に作成・共有できるのも魅力です。

TiktokやYouTube Shortsとの違い

他プラットフォームのTiktokやYouTube Shortsは、いずれも短時間の動画をシェアできる点でリール動画と同様ですが、機能やユーザー層などに違いがあります。

項目	Instagramリール	TikTok	YouTube Shorts
動画の長さ	最大90秒	15秒〜最大10分	60秒以内
ユーザー層	ファッション・コスメ・ライフスタイル系で“映え”を重視するユーザーが多い	Z世代など若年層が多く、エンタメやトレンド好きが中心	幅広い層が利用。既存のYouTuberやその視聴者との親和性が高い
特徴	フィードやストーリーズと連携可能 ショッピング機能と相性が良い	強力なアルゴリズムでトレンドになりやすい 音楽系コンテンツに強みがある	長尺動画との連携が容易 チャンネル全体での成長が狙いやすい

リール動画を投稿するメリット

Instagramでリール動画を投稿するメリットとしては、以下が挙げられます。

• 認知度の向上につながる
• 特定のユーザー層へリーチができる
• 他SNSで展開しやすい

認知度の向上につながる

動画ならではの音声・映像表現を通じてブランドの世界観を伝えやすく、文章だけでは伝わりにくい魅力を視覚的にアピールすることが可能です。また、リール投稿はフォロワーでない人にも見られる可能性があるため、認知拡大に大きく貢献できます。

特定のユーザー層へリーチができる

リールは各ユーザーの興味や行動データに基づいて表示されるため、特定のブランドやサービスに興味を持つ可能性の高いターゲット層にリーチできる可能性が高くなります。

他SNSで展開しやすい

リール動画はInstagramの中だけでなく、他のSNSへも簡単にシェアできるのが特徴です。TikTokやTwitter、YouTubeなど、多様なプラットフォームでの拡散が可能なため、より多くのユーザーに動画を届けやすくなります。また、一つのリールを複数のSNSで使い回せるため、コンテンツ制作の効率化にもつながります。

リール動画作成のコツ

リール動画を作成する際は、以下のポイントを意識すると良いでしょう。

• 冒頭のインパクトを重視する
• トレンドを意識する
• テンポの良い動画にする

冒頭のインパクトを重視する

短い尺の中でユーザーを惹きつけるには冒頭のインパクトは非常に重要です。第一印象で興味を持たれなければ、最後まで視聴される可能性が低くなります。
視覚的に印象的な映像やキャッチーなテキストを用いると効果的です。

トレンドを意識する

リール動画ではトレンドを取り入れることが拡散への近道となります。例えば人気の音楽やアーティストの楽曲を使用する、流行りのミーム等を活用すれば、ユーザーの興味を引きやすくなります。
投稿の際はトレンドハッシュタグを使うことで、より多くのユーザーに見てもらうことが出来ます。

テンポの良い動画にする

リール動画は短尺であるからこそ、テンポの良さが視聴者を最後まで引き込むために重要な要素となります。映像やテキスト、アニメーションなどを小気味よく切り替えることで、視聴者の集中力を維持しやすくなります。

リール動画を投稿する際の注意点

効果的に活用すればメリットの大きいリール動画ですが、投稿の際には注意点もあります。

• 炎上のリスク
• 著作権や使用権の問題

炎上のリスク

リール動画は短い時間で多くの人の目に触れやすいため、思わぬ反響や批判が一気に広がるリスクがあります。特に差別的な発言や不適切な表現を含む内容は炎上を招きやすく、企業の信頼を大きく損なう可能性が高いです。

著作権や使用権の問題

リール動画に使用する音楽や映像、画像などには、著作権や使用権の問題が必ず関わります。権利者に無断で素材を使用すると、警告や賠償請求を受けるリスクがあるだけでなく、プラットフォームの規約違反となり、動画削除やアカウント停止の処分を受ける可能性もあります。

まとめ

動企業がInstagramリールを適切に活用することで、ブランドイメージの強化や新規ファンの獲得、商品・サービスへの関心を高めるなど、多岐にわたるメリットが期待できるでしょう。リールの特性を理解し、短い動画でも魅力が伝わるコンテンツを工夫することが成功のカギです。
一方で、視聴者が飽きるのも早いメディアでもあります。常に新鮮なトレンドを取り入れ、アップデートし続ける姿勢が大切となるでしょう。

弊社では、動画の企画から制作、最適な掲載方法のご提案までトータルでサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。